A DAY IN THE LIFE

毎月10日更新
日本の中学を卒業後、カナダの高校、大学を卒業。 大学で哲学を専攻した後、バンクーバーで日本の商社に就職。 その五年後に退職し、また大学に戻って教師の資格を取り、公立高校の教師をして現在に至る。 同じ高校に通う息子が一人。数年前に離婚をしたので(というか「妻に離婚をされたので」)、現在はシングル・ファーザー。 この番組では、『徒然草』みたく、「ある凡庸な人生における凡庸な一日」をテーマに、バンクーバーでの生活を綴っていきます。

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A DAY IN THE LIFE 配信一覧

  • 2017/03/10

    2001年5月11日 ぼうやがぼくの世界の中心になった日 03月号:今月はちょっとばたばたしていて、落ち着いて文章を書けるような状況ではないんですね。というわけで、昔書いた文章を探してみたら、ぼうやが(というのは15歳になるぼくの息子です)生まれたときのことを書いた文章を見つけたので、それを紹介させてください。忙しくてばたばたしているというのもあるんですが、実際のところはちょっと疲れているかなというのもあります。 ポッドキャスト
  • 2017/02/10

    失恋 02月号:どうも田口です。皆様いかがお過ごしでしょうか。今月もよろしくお付き合いください。今月は「失恋」というタイトルでお届けします。・・妻と別れて独身生活を始めてからもう数年経って、独身生活を満喫していたんですが、ある女性を好きになってしまいました。これが過去形なのは、実はもうフラれてしまったからです。性格柄でしょうね、ぼくは恋に落ちると、昔から率直に「ぼくはあなたのことが好きです」という前提を相手に隠さず提示して、「ぼくはこういう人間で、こういう環境にありますが、ぼくのことを好きになってくれますか」というところに駒を進めるべく邁進します・・日本は寒いんでしょうね。ご自愛くださいませ。 ポッドキャスト
  • 2017/01/10

    ぼくの好きな作家 カミュ 01月号:新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお付き合いください。今月は『ぼくの好きな作家 カミュ』です。アルベール・カミュは、ぼくが大学生の時にいちばん傾倒していた作家です。大学生の頃って、多数の人々にとって人格が形成される時期だと思うんですけど、ぼくもその例にもれず、大学生の頃、自分の持つべき人格を考えるにあたり、ほとんどの回答をカミュの文章の中に求めていました。いまでもカミュの影響は否めないんですけど、客観的に自分の性格を考えてみると、ぼくの人格は「持つべき」人格というよりは「なるようにしてなった」人格といった感じなので、いまとなってはカミュがぼくに示した指針の数々は、ぼくにとって到達ができなかった理想として存在しているような気がします。 ポッドキャスト
  • 2016/12/10

    恋と愛 12月号:どうも田口です。バンクーバーは絵に描いたような大雪です。みなさまいかがお過ごしでしょうか。今月の文章は『恋と愛』です。よろしくお付き合いください。誰かと恋をして、恋に落ちた時の恋愛感情はどれほどつづくんでしょうか?これは人によって違うんでしょうけど、ぼくはたいてい長くて半年といったところではないかと思います。その恋愛感情の高揚感がなくなったら、関係はどうなるのかというと、これも人によるんですが、ぼくの場合は、言い方が悪いかもしれませんが、義理というかカルマというか一蓮托生というか、その人との関係を終わりまでつづけていきます。「愛していないんだったら、一緒にいるというのは、偽善的だ」という人もいましたが、愛していないんじゃなくて、恋していないんですね。(※続きは番組内にて‥)今年もお世話になりました。それではまた来年、よいお年をお迎えください。 ポッドキャスト
  • 2016/11/10

    バンクーバーでのデート 11月号:デートをするときに、レストランの選択っていうのがあるけど、行きつけのレストランっていうのがいい。それがどれだけ評判のいいレストランでも、馴染みの少ないレストランだと、どうしても想定外のことがあったりするし、たとえ何事もなかったとしても、ぼくなんかだったら想定外のことがあり得るというだけで、ちょっと不安になってデートに集中できなくなると思う。そして相手に対しても、「はじめてだったけど、評判通りいいレストランでよかったです」というのと「ここはよく知っているレストランなので、あなたがくつろいで過ごせると思ってここにしました」というのでは、もちろん後者の方がぜんぜんいいよね。(※続きは本編にて‥) ポッドキャスト
  • 2016/09/10

    あたらしい電話帳 09月号:どうも 田口 です。7月8月と日本に居るんですが、かなり暑い夏ですね。ぼくは夏休みで仕事をしていないので、日中クーラーの効いていないところに居ることはほとんどないんですが、それでも暑いなあと思うんですから、お仕事たいへんでしょうね。なぜ、田口 は夏休みが長いのかと思われる方もいらっしゃると思いますが、これはぼくがバンクーバーの公立高校で働いていて、教師は二か月夏休みがあるんですね。これだけ休みが長いと、何かバイトでもしてお金を稼いでもいいんでしょうけど、ぼくの尊敬する アルベール・カミュ によると、(貧乏でも)自分の自由になる時間かお金かのどちらかを選ばなければならないとしたら迷わず自由になる時間のほうを選べということなので、まあそういうことです。でも、友人の言葉を借りるなら「いいご身分」であることには間違いないので、謝ります。ぼくが謝ったかといって、暑さが和らぐわけでもないんですが。さて、今月のトークのタイトルは「あたらしい電話帳」です。よろしくお付き合いください。 ポッドキャスト
  • 2016/08/10

    山みず木 08月号:どうも田口です。いかがお過ごしですか。今月は毎年一回は訪ねている黒川温泉にある山みず木という旅館の話です。実を言うと、今日本にいます。今年の夏は暑くなりそうですね。おからだにお気をつけて、ご自愛ください。それではお聴きください。 ポッドキャスト
  • 2016/07/10

    一年の終わりに 07月号:どうも田口です。明日、日本に帰るんで準備でちょっとバタバタしています。毎年のことなので慣れてはいるんですが、二か月家を空けるというのはそれなりに「一仕事」になるのが実情です。加えて昨日は日本に帰る前にぼうやとの最後の日なるものを催して、ゴルフと夕食と映画で一日を過ごして、その前日まで働いていて、また言いますが、けっこうバタバタしています。というわけで、今月はぼうやに今日書いた手紙という内容です。申し訳ありませんと言ってもいいところなんですが、ぼくのこの番組のテーマって基本的にぼうやのことなんですよね。だからご勘弁のほどを。この後ぼくは日本に発って、ぼうやはバンクーバーとハワイで離婚したぼくの妻と過ごして、今月の終わりに日本に来ます。それではお聴きください。 ポッドキャスト
  • 2016/06/10

    フランソワーズ・サガン 06月号:どうも田口です。皆様お変わりありませんか。今月もよろしくお付き合いください。さて、今月はフランソワーズ・サガンという作家の話 をさせてください。フランソワーズ・サガンという作家が好きです。事実、昨晩も彼女の『ブラームスはお好き』を再読しました。どういう背景からサガンを読みはじめたのか、ちょっと記憶を辿ってみますね。ぼくは18歳でした。18歳のぼくはカナダの高校を卒業して、何もしていませんでした。この「何もしていない」というのは言葉通りそのままで、その頃のぼくは「カナダなんて二度と行くかよ」と思っていて、かといって就職にも日本の大学も興味がないという状況下、一週間に数回英会話教室のアルバイトをする以外は本当に何もしていませんでした。<<中 略>> いつも自分勝手なトークにつきあっていただいて頭が下がります。今月もお付き合いいただけましたら幸いです。 ポッドキャスト
  • 2016/05/10

    ゴルフのスコアと自己肯定について 05月号:バンクーバーはもう夏で、この原稿もアパートのバルコニーで時々海を眺めながら、書いています。海の景色と言っても、前のビルに遮られて、少ししか見えないんですけど、海を見るとほっとします。もちろん、ビールと一緒です。海とビール、どちらか一つ取らなければいけないとすると、かなり迷いそうですね。今月もしばらくの間、お付き合いください。 ポッドキャスト
  • 2016/04/10

    村上春樹さん 04月号:バンクーバーは春です。気温も上がってきて、夕食や週末の遅い朝食をバルコニーで食べられるようになりました。実は、バルコニーの食事って、すごく好きなんですよね。ぼくがどういうものをカナダで食べているのかと気になる方は、ぼくのブログサイト(https://tatsuzotaguchi.wordpress.com/)に写真を掲載していますので、お暇でしたらご観覧ください。さて、今月は本の話です。ぼくのいちばん好きな作家は、村上春樹さんです。村上さんは四冊目の「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」からリアル・タイムで読みはじめたので、もうかれこれ三十年くらいリアル・タイムで読んでいることになりますね。それでは今月もよろしくお付き合いください。 ポッドキャスト
  • 2016/03/10

    ABOUT CHET BAKER 03月号:どうも田口です。今月はチェット・ベイカーの話をさせてください。最後までお聴きいただけましたら幸いです。こちら、アパートの窓から見えるスキー場の山はまだしっかり雪が積もっていますが、バンクーバーはもう春が近いみたいです。実際にあと一週間で春休みです。日本に帰りたいところなんですが、そんなお金もないので、バンクーバーでゆっくり衣替えをしたり、散歩をしたりして過ごそうと思っています。実はバンクーバーって桜の木がたくさんあって、春の散歩はけっこう目に楽しいんですよね。春休みにちょうどよく桜が満開になってくれたらいいなと思います。それでは今月もよろしくお付き合いください。 ポッドキャスト
  • 2016/02/10

    ニーバーの祈り 02月号:どうも田口です。一年ぶりになるんですかね、ちょっと思うところあって、再登板することになりました。ぼくの住んでいるバンクーバーから、日々の生活を綴っていきたいと思います。ぼくは、十四歳の子供がいて、公立高校で教師をしています。だから、ぼくの日常生活はその二つに絡んだ出来事が最たるものとなります。今回の話も、例に漏れず、ぼくの子供の話です。よろしくお付き合いください。日本は寒さが厳しいみたいですね。バンクーバーは西岸海洋性気候なので、穏やかな冬ですが、雨の日がずっと続いています。これはこれで、うっとうしくて厳しいと言えば厳しいんですけどね。事実、この季節は自殺者の数が年間を通してピークになるらしいです。ご感想・ご質問などがあれば、いつでもお便りください。お待ちしています。 ポッドキャスト